K's ANTIQUE店主
川口 宗彦
かうひいや工房
 毎月一回掲載の珈琲行脚も早いもので今回で48回目を迎えた。5年前、私が古川の店に常駐の時、ふと記事の打ち合わせか何かで来店した記者さんが、コーヒーカップを口に運び、ムムッと反応してくれた。お〜いしい!!このコーヒー感動もの。と叫んでくれた。あの時の光景を忘れる事ができない。その後常連さんとなり、カウンターに座り、私の珈琲持論をメモし3回程この欄に掲載してくれた。その記者のメモが、毎月原稿取りに来るから、に変り今では今日が原稿の締切り日ですという、熱き珈琲持論が冷めた珈琲になりつつある。
 コーヒーという狭いテーマに回を重ね、勝手な持論に紙面を削る事に多少とまどいも思える昨今である。今後もライフワークとしての珈琲というテーマに変わりはないものの、カップにそそがれる珈琲はたかが珈琲であり、おいしさの決め手は素材の鮮度であるという結論である。この間コーヒーの古道具収集が高じて職業まで転じてしまった経緯がある。その古いものへのこだわり、次回からはその魅力にふれてみたい。

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