![]() |
||
|
川口 宗彦 |
||
|
|
||
| 一般に料理全般に関して、東京は濃口、関西は薄口と区別されるが、コーヒーに関してはどうか。その実、東京のコーヒーはあっさりした薄口の酸味派に対し、関西のそれはこってりした苦味派。料理の味覚とはまったく反対の立場にある。 最近の全国チェーンのコーヒーショップではかなり均一化され、その違いは希薄になりつつあるが、かつてははっきりしていた。その違いの流れを追っていくと、どうも横浜と神戸という港の比較にありそうだ。 どちらかというと、横浜は米国の影響を強く受けた港に対し、神戸はヨーロッパ的である。前者がアメリカ風の軽いコーヒーに対し、関西は欧州風ストロングコーヒーが主流である。東京のあっさり味と関西のこってり味との比較でどちらに軍配があがるかというと、今は関西である。 それは全国チェーンのコーヒーショップの主流が欧州的コーヒーになっているし、あるいは人気の缶コーヒーの味も、近ごろはヨーロッパ的になっていることからもうかがえる。 |
||
| 珈琲行脚トップに戻る>>> |
(C) K's ANTIQUE all rights reserved. |