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川口 宗彦 |
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| ある統計によると、喫茶店の数が激減している。かつて17万軒あった憩いの場が10万軒を割っている。 そういえば近隣のあの町この町の喫茶店が姿を消している。喫茶店という言葉すら死語になりつつあるという事である。 少しノスタルジックに古き良き時代を回想すれば、かつて喫茶店は、良き思い出づくりの場であり、老若男女がたむろし、少し不良的な意味も含めて、一つのサロンを形成していた。 また、コーヒーという舶来の飲料に、西洋文化の香りを感じたものである。 そして今喫茶店に変わるものが、ファストフード、コンビニ、また地方の隅々にまで整備された自販機であろうか。コーヒーを通して時の移り変わりの早さを痛感させられる。 かつてラーメン一杯とコーヒー一杯が同じ価格という尺度があり、「個性ある喫茶店主はカップ一杯のコーヒーにあれこれ試行錯誤を繰り返した」と老店主が当時をなつかしむ。今では入手困難な自然の野性味あふれるスマトラマンデリを、じっくり飲みたい昨今である。 |
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